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特別展関連イベント 日本蝶類学会バタフライフォーラムin対馬

バタフライフォーラム

2023年7月8日(土)
対馬博物館の自然史特別展「対馬の昆虫 陸橋の島の生物多様性」に併せて、日本蝶類学会と共催するバタフライフォーラムです。
日本蝶類学会副会長の矢後勝也先生と、同会理事の長谷川大先生に対馬のチョウについてのご講演をいただきます。

講演内容

「対馬のゼフィルス」 長谷川大
対馬には5種類のゼフィルスが生息しています。ゼフィルスとは日本に25種類が知られるミドリシジミの仲間を指す愛称です。今回はオスの翅が宝石のように輝くウラジロミドリシジミやキリシマミドリシジミについて、対馬産に固有の特徴や、近縁種との比較に基づく考察などについてお話します。

「対馬固有の蝶・ツシマウラボシシジミの保全とその未来」矢後勝也
日本では対馬にのみ分布するツシマウラボシシジミは、かつては対馬北部では普通に見られるチョウでした。ところが近年のシカ・イノシシの急増やスギ林の管理放棄により、幼虫の食草や吸蜜植物が激減し、一時は絶滅寸前までに追い込まれました。現在では行政、昆虫園館、保全団体、研究者、学校、市民ボランティアなど、さまざまな立場の人々がこのチョウを守る活動に参加し、少しずつですが生息地が増えつつあります。本講演では、このツシマウラボシシジミの保全活動について紹介するとともに、今後の将来についてみなさんと考えてみたいと思います。

講師紹介
・矢後勝也
日本蝶類学会副会長/東京大学総合研究博物館講師
専門は昆虫の保全生物学をはじめとした昆虫自然史学。2013年よりツシマウラボシシジミの保全にも携わる。
・長谷川大
日本蝶類学会理事
専門はゼフィルス類を中心とした東南アジア産チョウ類の研究。

イベント概要

  • 開催日
    2023年7月8日(土)
  • 時間
    14時00分〜15時30分
  • 会場
    対馬博物館ギャラリー
  • 対象
    小学生, 中学生, 高校生, 大学生, 会社員
  • 参加費
    無料
  • 講師
    矢後勝也(日本蝶類学会副会長/東京大学総合研究博物館) 長谷川大(日本蝶類学会理事)
  • 主催
    対馬博物館